Tori Amos『Midwinter Graces』

Midwinter Graces

Midwinter Graces

街はすっかりクリスマスモード。
巷にはお決まりのクリスマスソングが流れるこの季節ですが…
「ラス○・クリスマス」とか、マラ○アのアレとか…正直もう大概「聴き飽きた」感が満載なのよねぇ。
「戦メリ」とかも、まぁあれは名曲だなぁと思いつつも、チャラいオトコなんかがこの時期に弾いてるのを見ると蹴り倒したくなるwwww


そんななか、本作品は…
これこそ、本家本来、正統派のクリスマス・アルバムと呼ぶに相応しいのではないか…と思える内容。

いつものピアノ弾き語り中心に、ストリングスやホーンセクションも加えたバンドアンサンブルは、しかしお祭り騒ぎ的な華やかさというより、むしろ素朴な慎ましさ…あるいは、長く厳しい冬を越すための、心にほのかな灯りをともしてくれるような、優しさとぬくもりを感じさせるものだ。

何年か前に、スティングが故郷の教会の大聖堂でやった『ウィンターズ・ナイト』のような雰囲気にも、どこか通じるところがあるかも…

やっぱりこの人らしいというか、ありきたりのコマーシャルなクリスマス・アルバムには、なりようがなかった。
「Silent Night」(きよしこの夜)なんか歌ってても…どこか憂いというか、影があるんだよねぇw


ここ2〜3年(もっと前かも?)彼女の音楽に結構ハマって、色々聴いてるのだけど…
今年の冬は、このアルバムがヘヴィロテしそうな気がします♪w

しかしホントに、いつ聴いても…ベーゼンドルファーの音色はココロに沁みるなぁ。


ちょっと音はよくないけど…アルバム収録曲から♪