Rush『Studio Albums 1989-2007』

Studio Albums 1989-2007

Studio Albums 1989-2007

最近はホントに、CDもめったに買わなくなってしまったけど…
相変わらず、Macたん壊れたままなのでiPhoneに取り込めないし(^^;;

7枚組のボックスとしては破格だったのと、まぁ保存版的価値もあるかなぁということで♪

じつは、Rushを聴き始めた最初のアルバムが、他ならぬ1989年の『Presto』だったという自称ワカモノ世代なものでw
その『Presto』から、2007年の『Snakes & Arrows』まで、約20年間のスタジオワーク全作品。なお『Vapor Trails』はリミックス盤、他も全てリマスターされており、音質も向上している。

オールドファンのなかには逆に、このへん以降あんまり聴いてない…って人も少なくないのかもしれないけどw
一時期の、かなりテクノロジーに寄りかかったような作風から、トリオ・バンドの原点に立ち戻るというか、再びロック・スピリットを取り戻していく流れを、時系列で聴いていくと改めて感じることができる。
とりわけ、ニールの家庭の不幸が重なり、一度は無期限の活動休止を宣言した後の復活作となった『Vapor Trails』以降(最新作の『Clockwork Angels』も含めて)その傾向はますます強くなる。
歳を重ねてなお(もうみなさん「アラ還」ですからw)音像がどんどんヘヴィになっていき、演奏も「枯れる」どころか、むしろ瑞々しさが増しているようですらある。なんと素晴らしいことだろう!

時代の音と空気を敏感に読み取り、しかし呑まれることなく自らの音楽のなかに見事に取り込んだ『Counterparts』も、改めてやっぱりこれは'90年代の名盤だったなぁと。
先日の「人生のベストアルバム」企画に、これも入れても良かったかな…なぁんてw

でもって、いま聴くと、少々ポップで「軽い」感じさえする『Presto』『Roll The Bones』あたりが、かえって新鮮だったりとか…いやいやコレもなかなかいいじゃん、みたいなw
ほらほら、また収拾がつかなくなってきたぞwwww

初期の大作志向を早々に「卒業」し…コンパクトな楽曲のなかに高度な演奏力を散りばめる、いまや完成の域に達した独特の手法は、もうほとんど(カナダの)人間国宝級、と言っても差し支えないんではないでしょうか。
でも、ライブであの「2112」あたりを、楽しそうにプレイしてたりするのを(映像で)見ると…これがまたねぇ〜ww


こちらは最新作『Clockwork Angels』ツアーのライブビデオから♪
ん〜。これもほし〜なぁ〜ww