The best albums in my lifetime (4/6)

『Dream』喜多郎 (1992)

ドリーム

ドリーム

喜多郎(よく字を間違える人が多いw)サウンドとの出会いは、やはりあのNHK特集『シルクロード』の音楽がきっかけでした。
当時は小学生。オルガンの発表会で、先生のピアノとのデュオで、あの有名なテーマ曲を演奏することになり…サウンドトラックをカセットテープ(ってナニ?とか聞かないよーにw)にダビングしてもらったのを聴くうちにすっかりハマってしまって、結局その後お小遣いを貯めつつLP(ってナニ?とか聞いちゃダメw)6〜7枚くらい買ったんじゃなかったかな…
あの、シンセのオーバーダビング(多重録音)による独特のサウンドが織りなす世界観が、新鮮に感じられたんですね(ちなみに、この時まだMIDI規格は存在していななかった)
今日では「ニューエイジ」と呼ばれるジャンルのパイオニアのひとりだけど、当時アルバムの帯には「MIND MUSIC」なんてアヤシゲな言葉が載ってたりしたのも覚えてますw…まぁ、それまでになかった新しいものに相応しい言葉を何かしら探していたのでしょう。

そんなわけで、自分もかなり、影響を受けているのは間違いないんだけど…
じゃ、アルバムで何を選ぶか、と言われると、正直アレもコレも…になってしまいそうでw
一般的にはやはり、ヒット作の『古事記』や、グラミーを受賞した『Thinking of You』あたりになるんだろうけど…Rockファンにはこちらの方がオススメかも?

元々は、同年に公開された本人発案による『喜多郎の十五少女漂流記』という映画作品のサウンドトラック(奥山佳恵の主演デビュー作だった、というのもトリビア?)でもあり、アルバム中3曲に、かねてから喜多郎の音楽を気に入っていたというYESのジョン・アンダーソンがゲストヴォーカルとして参加。喜多郎自身にも、プログレやロックのバックグラウンドがあるのは結構知られるところで(ライブでエレキギター弾いたりもしてるし)…念願叶ったりのコラボ、だったのかも。

幻想的でしっとりとした世界観を伝える楽曲の流れが素晴らしい。
ホントに、いつかこういう雰囲気を持ったコンセプトアルバム的な作品を…自分でもつくってみたい。
そう思わせるような、自分の五感…いやもしかしたら第六感も(?)刺激する「何か」が…ここにはあるのだ、確かに。


これ…「夜ヒット」かしらね?
音わるいけど…レアかもなのでお早めに?w