The best albums in my lifetime (1/6)

これまで、はてなダイアリーの方で足掛け8年ほど書いてきたんですが…最近はすっかり放置してしまってたのもあって、この機会に、こちらのはてなブログで気分も新たに(?)と♪
とりあえず引越しはせずに、向こうはそのまま残しておく方向で(ツイートまとめが自動更新されてるけどw)


で、書き初めに相応しいネタは?…ということで
若干既出ネタも含みつつも…これまでン十年余りw生きてきたなかで、自分にとって最も心に深く刻まれた「人生のベストアルバム」とも呼べるような音楽作品を、いくつか振り返ってみようかなぁと。

人に歴史あり。音楽遍歴もまたしかり。

とまぁ、前置きはこのくらいにしてw
タイトルにあるように、今回は6つの作品を選んでみました。
とてもじゃないけど1回では書ききれない&長くなりすぎなのでw…1作ずつに分けて。


まずは…やはり、自分が最も敬愛してやまない、あのお方から。

『Journey Through The Secret Life of Plants』Stevie Wonder (1979)

シークレット・ライフ

シークレット・ライフ

記録的大ヒットとなった前作『Songs in the Key of Life』から3年の歳月をかけた意欲作は、元々は同名の自然ドキュメンタリー(だったのかな?)映画のサウンドトラックとして制作されたもの。
しかし、映画の方はどうやらお蔵入りになってしまったようで…結果このアルバムだけが世に出ることになったといういわくつきの作品。

2枚組、計約100分の全体が、ひとつの大きな組曲のように連続性とひとつのモチーフ(テーマ)によって繋がれ、SEもふんだんに取り入れている。シンセをオーケストラに見立てたようなアンサンブルの構築は、確かに「映画的」でありながらも、ちょっと不思議で幻想的な音世界をつくり出している。文字通り、音楽で綴る「知られざる世界への旅」をしているような。

しかし、ぶっちゃけて言うと…「あんまり売れなかった」みたいなのだ。
本人も後に「少し難しすぎたのかも」と振り返っているようで。

それでも、この作品を自分が大好きなのは、そこに「音楽家、スティービー・ワンダー」としての本気、底力のようなものが感じられるから。
後にも先にも、これほどの大作を彼が手がけたことは…他に一度としてない。

『〜Key of Life』が表の最高傑作ならば、こちらはいわば「ウラの最高傑作」…と、自分は勝手にそう呼んでいますw

シングルカットされた「Send One Your Love」も名曲だし、スティービー唯一の日本語詞による「Ai No Sono」(愛の園 ※のちに西城秀樹もカヴァーしてたりする)とか…結構楽しめる要素もあると思うんだけどなぁ。


カヴァーだけど…とてもよさげだったので♪