ブラジルW杯『私的ベストイレブン』考

終わってみれば、もう一度大会を最初からやり直したとしてもやっぱりドイツが優勝するだろう…と思わせる盤石の強さだった。当然、そこにはブラジルが立ちはだかるはずだと思っていたのだが…
衝撃的なスコア。あれがそのまま実力差とは思わないが…鉄壁だと思っていた守備があんなにあっさり崩壊してしまうとは。(サポーターの涙腺も崩壊…)
日本もそうだったけど、親善試合の内容や結果は、真剣勝負の本番に向けては何の保証にもならないのだと改めて。
フットボールとは、時に恐ろしく、また残酷なものである…

さて、そんなわけで。
またまた懲りずにw「私的ベストイレブン」を考えつつ、自分なりに大会をざっくり振り返ってみようかなと。
対象はベスト8進出チームとしましたが、今回、ベルギーとフランスからは選出ゼロになっちゃいました。ゴメンゆるしてw

それではさっそく。
♫おーえーあーw

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ドイツからは4人。まぁもう、誰を選んでもいいくらい、今回のドイツは選手層が厚かったけど…やはりノイアーは、これで名実ともに世界最高の、そして現代サッカーにおけるGKの理想像となったのでは。
主将のラームは、途中からはアンカーではなく「元職」の右SBに戻ってたけど…もしかすると、これからは彼のようにSBと中盤を「兼任」するプレーヤーが、新たなトレンドになっていったりするのかも?
ミュラーは4年前の前回も選んだ記憶があるけど…ここはメッシと迷ったところ。
確かに、ゴールデンボール(大会MVP)は受賞したし、ベスト8までは間違いなく彼がアルゼンチンを牽引してたけど…そこから先に行けたのは、むしろ守備陣の頑張りによるところが大きかったし、単純に、4ゴール1アシストのメッシより、5ゴール3アシストのミュラーかなぁと。

ということで、アルゼンチンからは、その守備を支えた二人をチョイス。マスチェラーノバルサでは控えに甘んじることが多かったけど、今回の活躍とスペイン代表の不振も考えると、今季は流れが変わってくるかも?

ベルギーとフランスからは選ばなかったのに、どうしてもコスタリカは入れたかったというねw…やはり、今大会最大のサプライズといえば!
ここでは、マインツで岡崎のチームメイトでもある左SBのディアスを。今大会のトレンドのひとつだった、ハイラインを保つ能動的な5バックは、彼らサイドバックウイングバック)の運動量とクオリティあってこそ。

その、同じ5バックを基本に今大会を戦ったオランダから、まぁロッベンは仕方ないとしてw…もう1人、ベテランのカイトを。
左を主戦場にしつつも、戦況に応じて右に回ったりFWに上がったり…ファン・ハールの巧みな戦術を支える影の功労者だったと思う。かつてフェイエノールトで、あの小野伸二ともプレイしてたんだよなぁ…と思うと、また違った感情も湧いてくるのだけれども。

残念すぎる結果だとしても、開催国ブラジルから1人も選ばないわけにはいかない。しかしあのドイツ戦のあとでは、当確だと思ってたチアゴ・シウバダビド・ルイスも少々選びづらい…
ってことで、やっぱりネイマール。22歳の若きエースは、あまりに多くのものをひとりで背負わされすぎた。王国復活は、彼への依存をどれだけ減らせるかにもかかっているのかも…

そのブラジルに敗れたコロンビアだが、同じ22歳の10番、ハメス・ロドリゲス。日本のファンにとっても、忘れることのできない名前になったはずである(^^;;
ベスト8での敗退にもかかわらず、5試合で6ゴールを挙げて得点王に。ビッグクラブ(レアル?)への移籍も秒読み段階。ここから一気に、世界のトップスターの仲間入りを果たすか。今後も目が離せない。

で、ついでに(?)…監督もw
ファン・ハールについては、コスタリカ戦でのGK交代など(あれには本当に驚いたw)その策がことごとく的中したことばかりがクローズアップされるけれども…本当にすごいのは、オランダサッカーが1970年代以降、ずっとこだわり続けてきた伝統の殻を、ついに脱ぎ捨てたその決断。「美しく勝利せよ」というクライフの名言は、オランダにとってある意味「呪縛」でもあったのだと思う。もちろん賛否は今後もあるだろうけど、ひとつの新たな可能性は示された。
今季はマンチェスターUの新指揮官となるわけだが…果たして、香川真司にとっては「恩師」となるのだろうか。それとも…


…とまぁ、こんな感じになりましたが。いかがでしたでしょうw
しかしまぁ、11人に絞りきるのは、かな〜り無理があるね(^^;;
まだまだ、挙げたい選手、触れたい試合がたくさんありすぎて…

ってーことは、やっぱりコレ、前回4年前もやった「ウラ」ベストイレブンも⁈


…ええやりましょう。やりますとも!ww


(つづく…のか?)